東京工科大学 応用生物学部 植物工学(多田・鈴木)研究室では
植物の力を地球環境の保全や私たちの暮らしを豊かにするために役立てる研究を行なっています。植物の改良は一種のデザインでありアートです。
特に、一部の植物が海岸や砂漠などの極限環境に耐えて生きる仕組みを解明して、その仕組みを利用することで作物のストレス耐性(耐塩性、耐乾性など)を向上させることを目指しています。さらに、植物が空気中の有害物質を吸収・浄化する機能を高めたり、植物中の医薬品成分を効率的に生産する方法、農産物の付加価値を高める研究も行っています。植物ホルモンのはたきに関する研究も行っています。詳しくは研究内容を見てください。
西表島のマングローブ マングローブ遺伝子による耐塩性強化
*これらの研究に参加してくれる大学院生を募集しています。大学院入試概要
我々の研究成果は、食糧増産、砂漠緑化、低肥料低負荷な農業の実現につながると考えられることから、SDGsの「ゴール2. 飢餓をゼロに」、「ゴール12.つくる責任、つかう責任」「ゴール13. 気候変動に具体的な対策を」、「ゴール15. 陸の豊かさを守ろう」などに深く関係しています。
【SDGsとは】2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」には、持続可能な開発目標(SDGs)として17のゴール・169のターゲットが設定されています。これらは持続可能な世界を実現するために設定された2016年から2030年までの国際目標です。日本をはじめすべての加盟国でSDGsを達成するための取り組みが行われています。
AIなどの技術革新により、10~20年後には今ある職業の半分がなくなるという予測もありますが、生物系の研究開発、その中でも特に時間のかかる植物の機能の解析や品種開発はAIにはできない創造的な分野です。
植物工学研究室(多田・鈴木研)は東京工科大学「食と農の未来研究センター」にも参画して、新品種の開発やIoT栽培法の研究も行っています
◆研究のキーワード
・環境・ファイトレメディエーション・緑化・食糧生産・耐塩性・耐乾性・高温耐性・空気浄化・低肥料植物
・組織培養・遺伝子組換え・植物機能の改変・DNA検定・トレーサビリティー・マイクロアレイ・機能性植物・カリウムトランスポーター・リン酸トランスポーター・グリチルリチン
・マングローブ(オヒルギ)・ソナレシバ・ヤトロファ(ジャトロファ)・イネ・シロイヌナズナ・ポトス・イチゴ・シシトウ・クズ・バラ・カンゾウ
Link to Research Gate page (3) Yuichi Tada (researchgate.net)
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